F電子製の心電計、脳波計(OEM)を導入しています。 ECG、EEGとも電子カルテがインストールされている全ての端末から過去の検査を参照することができます。 今後ビューワをインストールする端末が増えても追加費用が発生しないとのことです。
フリーのビューワーだけならば、MFERでも可能なようです。 しかし、心電計からの波形データー取得がオフラインになってしまいます(メモリカードなどを抜き差ししてコピー)。 もちろんオーダー時に患者の基本情報を心電計に送信することもできません。
心電計と通信し、患者の基本情報を送ったり検査結果を受信するプログラムが提供されます(このプログラムは自由にインストール可能ではありません)。 受信した検査結果はローカルディスクやNASに格納され、ファイル共有によって他の端末から参照されます。
クライアントマシンでは、自由にインストール(コピーだけでOK)可能なビューワソフトを使用してECGが格納されている共有フォルダを参照し表示を行っています。 共有フォルダにはパスワードを設定する場合は、ビューワソフト側にもユーザー名/パスワードの設定が必要となります。 この状態では、ビューワソフトの起動方法さえわかれば何の認証もなくECGが閲覧できてしまいます。 このため何らかの認証手段を提供する必要があります。 当院では、ビューワソフト側には共有フォルダのユーザー名/パスワードは設定せずに呼び出しプログラムが認証を行っています。 この呼び出しプログラムの起動時に職員の認証を行い、ビューワソフトの監視プロセスがプログラムの終了を確認し共有フォルダへのアクセスを切断しています。
院内の多くの場所で無線LANが使用できるようにしてあります(ノートパソコンをワゴンに乗せて使ったりしています)。 心電計も無線LANでデーターのやり取りができるようにしました。
ポータブルタイプの心電計には無線LANが標準で用意されていました。 しかし、セキュリティはWEPのみ、「ニンテンドーDSか!」と突っ込みを入れたくなります。 メーカーに文句を言うとPLANEXの無線LANアダプタを持ってきてWPA2で通信できるようになりました。
大きめの心電計の方は無線LANは搭載されていませんでした。 そこで、タブレットPCを取り付けネットワークブリッジで心電計に接続しました。
古い脳波計が故障し修理部品も無いとのことなので新規に購入することになりました。 F電子製の脳波計(OEM)は、心電計と同じく何台でもインストール可能なビューワーが用意されているとのことなので採用しました。 あまり興味が無いので使い勝手とかはよくわかりませんが、大きな問題もなく稼働しています。